ENEOS SUSTINA
LEGEND CUP

決 勝

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巧みなテクニックが随所で光る!
デッドヒートの末、長谷見昌弘が優勝
2、3位には高橋国光、中嶋悟が入賞

 最終日を迎えた富士スプリントカップ。フォーミュラ・ニッポンの決勝レースに続いて午後1時15分からは、国内のレース史上で輝きを放ったレジェンドドライバーによる“ENEOS SUSTINA LEGEND CUP 2011”の決勝レースが、好天の下で行われました。
 スタートでは中団のグリッドにいたNo.36 舘信秀選手とNo.82 寺田陽次郎選手がジャンプ(フライング)スタートをしてしまいます。それもブラックアウトのタイミングを見誤ったというよりも、明らかにフライング狙いのようで…。ただし、主催者からは『スタート検証中』のアナウンスに続いて『No.36とNo.82はジャンプスタートですがこのままいきます。あとで怒ります』の粋なアナウンスがあり、スタンドからは笑いが巻き起こりました。そのNo.36 舘選手はヘアピンでNo.2 土屋圭市選手と接触しオーバーランしてしまいます。すると今度は『接触検証中』のアナウンスに続いて『No.2に修理代支払いのペナルティ』とアナウンスが。スタンドは再び大爆笑となりました。
 もちろん、こんな和やかな雰囲気の一方で、上位陣は一生懸命のドライビングが続いています。オープニングラップをトップで終えたのは4番グリッドから好ダッシュを見せたNo.81 見崎清志ですが、その背後にはNo.55 津々見友彦がスリップストリーム(前車の背後につけて空気抵抗を減らす)を使いストレートエンドで前に出ます。ハイブリッドスポーツカーのCR-Zは、モーターアシストを効かせている際にはフロントのライトが点滅するのですが、まるでフォーミュラ・ニッポンのオーバーテイクランプのようです。何よりも往年の名ドライバーが、その年齢を感じさせないような激しいバトルを展開することに、スタンドからは歓声が沸きました。
 3周目のコントロールラインはNo.3 長谷見昌弘選手、No.81 見崎選手、そしてポールスタートのNo.100 高橋国光選手と続きますが、次のヘアピンではNo.100 高橋選手がNo.81 見崎選手をパスして2位に進出。4位以降にはNo.2 土屋選手、No.55 津々見選手と続き、10番スタートながら猛プッシュしてきたNo.32 中嶋悟選手が6番手まで上がってきました。No.32 中嶋選手は4周目には4位、5周目には3位と、現役時代さながらのしぶとい走りで上位に進出。またNo2. 土屋選手の後方まで順位を上げてきたNo.8 鈴木亜久里選手も、4周目には、このレースのファステストラップとなる2分17秒832を記録して、元F1ドライバーの意地を見せました。
 5周目に、ダンロップコーナーへのアプローチでインを窺うけん制を見せたNo.32 中嶋選手は、続く登りのセクションでNo.100 高橋選手をパスすると、ファイナルラップに入るストレートでスリップを使ってNo.3 長谷見選手をもパスしてトップに立ちます。しかし、コース終盤のテクニカル部分ではNo.3 長谷見選手とNo.100 高橋選手が逆襲し、No.32 中嶋を抜き返します。そして、長谷見選手、高橋選手と元日産ワークスの後輩・先輩のコンビが見事な1-2フィニッシュを飾りました。

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・レジェンドカップ優勝
「勝ち負けより、ドライブしていておもしろかったよ」
No.3 長谷見昌弘

今日のレースは本当におもしろかったよ。と言っても、それは勝ったからじゃなくて、クルマをドライブしていておもしろかったんだ。実は昔からFFは好きじゃなかった。アンダーステア(曲がり難い特性)が出るからね。でもCR-Zはアンダーが出るわけでもなく、とっても安定していた。それに何より、ハイブリッドのモーターアシストを『どう使ったら効果が大きいだろう』って考えながら走ってたんだ。富士のコースだって、どこでも抜けるわけじゃないから、抜かれそうなポイントではアシストを使ってポジションを守る。そんな展開だったね。充電量をメーターで見て確認しながら、周りを見ても、もう皆、一生懸命だったもの。お客さんも楽しんでくれたんじゃないかな。

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決勝結果

2010-11-13 富士スピードウェイ 4.563 km 天候:晴|コース:ドライ
Pos. No. Driver Age Time Delay Lap
1 3 長谷見 昌弘 66 18'46.329 115.703 km/h 8
2 100 高橋 国光 71 18'48.217 0'01.888 8
3 32 中嶋 悟 58 18'48.673 0'02.344 8
4 8 鈴木 亜久里 51 18'49.095 0'02.766 8
5 2 土屋 圭市 55 18'49.293 0'02.964 8
6 24 近藤 真彦 47 18'51.534 0'05.205 8
7 81 見崎 清志 65 18'53.744 0'07.415 8
8 55 津々見 友彦 69 18'54.136 0'07.807 8
9 6 黒澤 琢弥 49 18'54.295 0'07.966 8
10 11 星野 薫 64 18'59.088 0'12.759 8
11 20 柳田 春人 61 18'59.499 0'13.170 8
12 37 関谷 正徳 61 19'00.890 0'14.561 8
13 15 岡田 秀樹 52 19'09.471 0'23.142 8
14 82 寺田 陽次郎 64 19'20.189 0'33.860 8
15 18 鮒子田 寛 65 19'22.013 0'35.684 8
16 14 大岩 湛矣 72 19'39.889 0'53.560 8
17 36 舘 信秀 64 19'43.173 0'56.844 8
18 17 鈴木 恵一 62 19'44.772 0'58.443 8
■:東軍ドライバー■:西軍ドライバー
車両: Honda CR-Z

Fastest Lap : No.8 鈴木 亜久里/Honda CR-Z 2'17.832 2/8 119.180km/h

Start Time : 13:19'25
Finish Time : 13:38'11.329
Entry:18 Start:18 Finish:18

*1 CarNo.36,82は、反則スタートだが、そのまま続行とした。ただし、後で怒ります。
*2 CarNo.2は、接触行為の為、修理代金支払いのペナルティを科す。
*2 CarNo.2は、ストレートで2回以上蛇行走行の為、場内清掃のペナルティを科す。